California T 発表!!
2014.3.1
スポーティー、エレガント、優れた多機能性:それがフェラーリ・カリフォルニアです。事実1950年代以降、このカリフォルニア・モデルはフェラーリが掲げるこの3要素を、最も明確に具現化し続けてきました。しかし今、その輝かしい伝統に、新型「カリフォルニアT」がさらなる革新をもたらします。もちろん、高く評価されている多彩な機能性はそのままに。 この「T」のネーミングは、新型8気筒ターボ・エンジンを表したものです。排出ガスと燃料消費を低く抑えつつも、ターボ・ラグをゼロとした圧倒的なピックアップ、 どのギアにシフトしても十分なトルクを発生する特徴が際立つ優れたパフォーマンスを備えています。 また、リトラクタブル・ハード・トップ(RHT)によって、「カリフォルニアT」はシックなクーペスタイルからわずか14秒でスマートでスタイリッシュなスパイダーに変身します。上質なセミ?アニリン・レザ?・トリム仕立てのコクピットは、「2+」仕様の車輌として十分なスペースを備えており、様々な使用に対応します。
8気筒ターボ・エンジン
「カリフォルニア T 」に搭載されるV8 ターボ・ユニットは、完全新型エンジンで、強烈なピックアップと胸のすくようなサウンド・トラックを実現する優れた水準の性能を備えています。
ターボ・ラグを事実上ゼロに抑え、可変ブースト・マネージメントによって全回転域でトルク・カーブを増強した結果、アグレッシブなドライビング・プレジャーをもたらしながら燃料消費量(-15%)と排出ガス(CO2:250g/km)を改善させました。ミッド・フロント、それも極めて低い位置に搭載される3,885 cm3の 8気筒ターボ・エンジンは、7,500 rpmで560 CVを発生、比出力145CV/リットルを誇り、最大トルクは755 Nmに達します。
その結果、「カリフォルニア T 」は、0-100km/h 到達タイム 3.6 秒という卓越した加速力を発揮します。
スクーデリア・フェラーリの「F14 T」パワーユニットにおけるエンジニアリングの経験は、優れた燃焼と機械効率だけに止まらず、コンパクトかつ内部抵抗の少ないツインスクロール・タービンによる極めて鋭いスロットル・レスポンスをも実現させました。
このパワフルなエンジン性能によって、「カリフォルニア T 」は、本格的なスポーツカーとしてのダイナミクスを向上させました。新型ステアリング・ギアボックスおよびスプリング、そして最新バージョンの磁性流体制御ダンパーに、ボディ・モーション加速度計との組み合わせによってロールとピッチの双方を抑え、ステアリングの操舵角を最小限とするとともにドライバーの入力に対してよりシャープに応答する一方で、優れた快適性は犠牲にしません。
「カリフォルニア T 」は、エキサイティングな新しい特徴を備えながら、サイズは従来モデルを踏襲しています。そのスマートなプロポーションは、フェラーリ・スタイリング・センターとピニンファリーナの共同作業によるもので、伝統的なフェラーリ・フロントエンジン・モデルの特徴を際立たせています。「カリフォルニア T 」のボディ側面シェイプは、「 250テスタロッサ」の有名なポンツーンフェンダー・スタイルからインスパイアされたもので、コンパクトかつマッシブなリアに向って流れるフロントフェンダー・ラインによって、ボディ側面に優れたエアロダイナミクス性能とスマートさ、そして躍動感を与えています。搭載するターボ・インタークーラーに対応するために大型化したフロントグリルやインテイクもまた印象的で、このモデルにパワー&ワイドな感覚をもたらします。最後に、細心のエアロダイナミクス研究を重ねた結果、リアには新しいトリプル・フェンス・ディフューザーを装備しました。
形式 | 90 度V8 -ダイレクトイグニッション |
総排気量 | 3855 cm3 |
最高出力 | 412 kW (560 cv) @ 7500 rpm |
最大トルク | 755 Nm (77 kgm) @ 4750 rpm |
全長 | 4570 mm |
全幅 | 1910 mm |
全高 | 1322 mm |
乾燥重量* | 1625 kg |
重量配分 | 47%フロント、53%リア |
最高速度 | 316 km/h |
0-100 km/h | 3.6 秒 |
燃料消費量** | 10.5 リットル/100km |
CO2 排出量** | 250 g/km |
* | *オプション装備の場合 |
** | オクタン価98(RON)燃料にて |
*** | HELE システム搭載による複合サイクル(ECE+EUDC 複合サイクル |
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