フェラーリのエンジンは強固な設計、ただし補器類の寿命は要チェック
旧モデルも含め、フェラーリのエンジンは根本的に、耐久性に優れた設計となっています。その一方、私どもスタッフが故障及びトラブルの原因として多く目にする部位として、そのエンジン周辺を取り巻く補器類が上げられます。高回転そして高トルク、一般の車では考えられないようなパワーがエンジンより出力される為、それら補器類には自然と相当な負荷が掛かるためです。
フェラーリの存在意義はレーシングカーとしてのそれにあります。そして、多くのレースは基本的に短時間・短距離で終わる為、補器類の設計もレース用途の高出力に耐えられる代償として、寿命が短く計算されているのです。しかし日常ユースでフェラーリを運転する場合、当然その数十倍以上の時間と距離を走行することになります。つまり、これら補器類を定期的に点検及び交換することが、大切なお車そのものの寿命を延ばす最も大切なポイントとなるのです。
一般的によく言われているタイミングベルトの交換もそのひとつです。ベルトの交換自体は大きなコストとはなりませんが、このベルトを走行中に破損させることで強固なエンジンを傷つけてしまった場合、車種、年式によっては数百万のコストが発生してしまう事もあります。
年2回はピットでの点検をお奨めいたします。
私どもMODENA SPORTS CARSでは、お客様及びお車が最高のパフォーマンスを維持出来るよう、最低でも年2回はピットでの点検を推奨しております。また、定期点検以外でもお車の調子で気になる部位がある場合はいつでもお気軽にお声掛けください。並行車輸入車のアフターサービスについても取り扱いをしております。